老人ホームの選び方とは?
Q:老人ホームの選び方で困っています。
老人ホームで働かれてる方から見ておすすめの老人ホームの選び方、選ぶ基準ってありますか?
A:まずは資料請求、そして見学、ケアマネジャーへの相談を
老人ホームの選び方としてはまずは資料請求で費用、サービスを確認、そして実際の見学です。
見学では施設の清潔さ、スタッフのあいさつ、食事などを見るだけでなく、イベントの豊富さも選ぶ基準の一つです。
イベントの多さはその施設が介護に力を入れてるかの目安にもなるので見学の際みてほしいところです。
老人ホームで働いている人にとって、良い環境であればあるほど、介護はしやすくなるものです。
責任者がコロコロと変わっていたり、年中募集を出しているような老人ホームは職場環境が悪いと想定されますので、良いサービスを期待することができないかもしれません。
・介護スタッフもストレスが溜まるもの
良い老人ホームは介護スタッフを大事にしていますので、見学に行った時に介護士たちの表情を確認してみると良いでしょう。
全員が疲れきっているような表情をしている老人ホームは、危険な場合が多いです。
介護の仕事は非常に大きなストレスがありますから、ホーム側がしっかりとしたケアをしていないと、職員たちも入居者に対してあまり親切にできなくなる場合があります。
虐待まではいかないケースがほとんどですが、サービスが事務的になってしまったり、あまり親切ではない対応になる可能性が高いです。
・ケアマネージャーと話してみる
介護保険を使用して施設に入所する場合は、ケアマネージャーがケアプランを作成します。
ですから、ケアマネージャーの質が高ければ高いほど、介護施設としてしっかりと機能していきます。
あまりにも適当な対応をしてくるケアマネージャーや、知識不足の若すぎるケアマネージャーには要注意です。
受付事務員も施設の顔になる存在ですから、受付の人やケアマネージャーとしっかりと話す時間を設けましょう。
ちょっとした表情や言葉使いなどで、サービスの質が高いか判断できる場合もあります。
自分が聞きたいと思っている質問をあらかじめ準備しておいて、相談員やケアマネージャーに確認してみましょう。
その際にしっかりとした受け答えができるかどうかもチェックしておく必要があります。
あまりにもこちらが上から目線で話してしまうと後々のサービスにも影響しますので、そのあたりはうまくやる必要がありますが、いずれにしてもキーマンとなる人たちとコミュニケーションをしっかりと取って、良い老人ホームかどうかを確認してみましょう。
働いている側から見れば、しっかりとしたお給料を払って介護士に対して良い環境を整えている老人ホームがお勧めです。